月下遊人の釣り生活備忘録

趣味の釣りについて日々試行(思考)錯誤した結果を残していきます。

2019年の目標

2019年の目標は
"日本の四季の様々な釣り(主に堤防からのソルトルアー)を1本のタックルで遊びつくす!"です。

対象魚は
春:メバル、アジ、カサゴ
夏:キス、ハタ、クロダイ、マゴチ
秋:アジ、アオリイカ、ハゼ、ヒラメ
冬:トラウト(管釣り)、アジ、メバルカサゴ
といった感じです。

これらの魚を
・超ライトリグ(アジ、メバル、トラウト、ハゼ): ジグヘッド、マイクロジグ、スプーン、クランク)
・ライトリグ(ハタ、カサゴ、キス、マゴチ、ヒラメ、アオリイカ): チョイ投げ(キャロ)、テキサスリグ、直リグ、エギ
で攻略したいな、と。

 

そこで候補になるロッドがこちら。

ソルティースタイル カラーズ STCC-704L

もしくは

クロスフィールド XRFC-654ML-BF

2つともアブガルシアからでているロッドですが
適合ルアーウェイトが同じ、2-18 g。

2g前後のジグ単、スプーンから
18g(3.5号)のエギやメタルジグまで1本のロッドで背負えます。

 

ベイトフィネス用のモデル、しかも4ピースのパックロッドを選んだ理由は適合ルアー重量(2-18g)が自分のやりたい釣りにドンピシャなのと、出張時にも携行しやすいからです(飛行機では機内持込可)。

クロスフィールドは所持していますが、ソルティースタイルも気になります。(今年は、クロスフィールドを使い倒そうか、、、)

 

リールはアブガルシアのブラックマックス。
アブの最安価ベイトリールです。
ソルトで使い倒してリールは痛んでも、心は痛まないリーズナブルさが売り。

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール 16 BLACKMAX-L バス釣り

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール 16 BLACKMAX-L バス釣り

 
Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

 

さすがにこれで超ライトリグは投げれないので、超ライトリグ(2g~)には、先日紹介した浅溝フィネススプールに4ポンドのラインを巻いて使用します。 

これでスプールを交換するだけで、ジグ単タックルから、エギやジグを投げれるタックルに素早く変更できます。

ラインはそのときの気分と在庫でナイロンとフロロを使いわけようかと。

 

帰国が待ち遠しいです、、、。
(日本の繊細な釣りが好きです!)

格安ベイトフィネスリール

注文していた物が届きました。

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Studio Momo製のベイトフィネス用スプール

その名は"DIY BLACK MAX3 SILVER MAX3 PMAX3 ORRA2 CUSTOM HONEYCOMB FISHING REEL SPOOL"。
長いですね。要はアブガルシアの第3世代Maxシリーズ用の浅溝スプールです。

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ノーマルスプールとの比較

左が今回の浅溝スプール、右が純正のノーマルスプールです。
この浅溝スプール、シャフト、ベアリング込みでたったの9.5g。超々ジュラルミン製です。純正のノーマルスプールが約18gなので、約半分の重量です。

適合ルアーウェイトは1.5~15gとなっています。
ノーマルスプールは12ポンド 145yd(132m)の糸巻量なのに対し、
この浅溝スプールは4ポンド 70mの糸巻量です。

 

しかもたったの$30.99(日本円だと3,446円)で購入できます(AliExpresss)。
初回限定の10%OFFクーポンが誰でも使えるので、さらに安く購入できます。

 

日本のAmazonでも購入することができます(8400円と割高)。

Amazonは価格変動が結構あるので安くなった時にねらってみるのもありです。 

 

早速、手持ちのブラックマックスに取り付け。

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール 16 BLACKMAX-L バス釣り

アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール 16 BLACKMAX-L バス釣り

 
Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

 

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BFスプール取り付けたブラックマックス

ブラックマックスのハンドルはもともと赤色のものが付いているのですが、
プロマックスの物と交換しています(こちらはハンドルノブにもベアリング入り)。

 

合計71ドル(約7700円)でベイトフィネスリールができました。

特に不具合もなく、回転もスムーズ。

日本のAmazonでは1件しかレビューがなく評価も低いですが(ハズレ個体を引いてしまったのでしょうか)、Aliexpressでは37件のレビューがついて星4.9と高評価です。

 

うーん、かっこいい(完全に自己満足)。

リールの総重量も軽くなり200gをきりました。

今年はこれ1台をメインにソルトのルアー釣りを楽しみたいと思います!

日本とアメリカの市販釣具の違い

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Black Max (ハンドルはPro Maxのものを移植しています)

このブラックマックス、北米で購入したものですが、
日本の物と仕様が僅かに異なっているようです。
リールの総重量は北米版は207gですが、日本版は202g。
最大ドラグ力が北米版は8.1kgに対し、日本版は6kg。
北米版のほうが5g重い分、ドラグが2kgほど強化されているようです。
この辺は、パワーフィッシングを好むアメリカの市場に合わせているのでしょう。

Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

Abu Garcia bmax3?MaxロープロファイルBaitcast釣りリール

 

 

実際、フィネスな釣りは流行っていないようで
日本ではお馴染みのシマノ、ダイワ、アブガルシアのベイトリールのラインナップを見ても、ベイトフィネス用のモデルは1つもありません。

 

さらに顕著なのがスピニングリールのラインナップ。
日本では主流の浅溝モデルが全くありません。
こっちの人は細い糸を巻かないからでしょうか(実際、4ポンド以上のラインしか置いてない店もあります)。
むしろダイワだとDがつく深溝モデル(2500Dなど)が主流です。

 

日本とアメリカで市場投入の時期も異なります。
例えばダイワだと、LTコンセプトのリールも1年ほど早く市場投入されています。
日本では未発売のレブロスLTもアメリカでは去年から売っています
(だけど深溝しかないんだよな、、、浅溝だったら買うのに、、、)。

 

価格もアメリカのほうが安めに設定されているようです。
ブラックマックスは、Walmartアメリカ最大のスーパーマーケットチェーン)で$39.99で購入しました。
日本の相場(5500~6000円)よりも割安です。
モデルラインナップも低価格帯のものが充実しています。

 

メーカーがプロに求める役割も異なるようです。
例えばバス釣りだと、日本はプロがロッド、リール合わせて10万円越えのハイエンドモデルを使って大々的に宣伝するわけですが、アメリカのバスプロが使用するタックルはロッド、リール合わせて2から4万円ぐらいのものが多いです。
ハイエンドモデルの性能をアピールする日本、皆が使うタックルで釣ってみせるアメリカ、という感じです。

 

日本では売ってないモデルや扱いが異なるモデルもあります。
日本では高級なイメージが定着しているダイワのトラウトブランドPressoですが、
アメリカだと1万円もしないロッドにPressoの名がついていたり、、、。

 

以上のように、色々違いがみられるアメリカでの釣り具のラインナップ。

釣り好きな方、旅行や出張で訪れた際には、お店を覗いてみると絶対に楽しいと思います。Bass Pro Shopsがチェーン店のなかではダントツに品ぞろえも良くおすすめです。
しかし、エリアによってはアクセスが難しい場合もあります。廉価モデルしかありませんが、Dick's Sporting Goodsなどのスポーツ用品店や、Walmartなどのスーパーマーケットでも釣具が売っているので近くにあれば行ってみることをお勧めします!

 

また、海外に行かなくても釣り具メーカーの海外版のサイトや、Amazon.comなどの海外版の通販サイトを覘くだけでも楽しいですよ!

 

Santa Cruz Wharfでフィッシング

アメリカで釣りをするにはフィッシングライセンスが必要になります。取得は簡単でwebサイト(カリフォルニア州の場合:California Department of Fish and Wildlife)や釣り場近くの売店などでも購入することができます。

私が今滞在しているカリフォルニアでは2019年のSport Fishingの年間ライセンス料は49.94ドル、カリフォルニア住人でない場合は134.74ドル。短期間ライセンスもあって、1日だけだと16.2ドル、2日間だと25.1ドルです。

カリフォルニアに遊びにきたついでに、1、2時間くらい釣りをしようと思う人にはちょっと割高な感じがします。

サンノゼ近郊に観光や出張で来たけどちょっとだけ釣りをしたい、そんな人におすすめなのが"Santa Cruz Wharf"!サンノゼから車やバスで1時間ちょっとでアクセスできるサンタクルーズにある木製の埠頭なのですが、この埠頭の上から釣りをする限り、ライセンスは必要ありません。

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Santa Cruz Wharf

埠頭の一部のエリアは釣り禁止になっているので注意が必要です(柵にNo Fishingと書いてあります)。全面に柵があって安全に釣りができるほか、トイレ、レストラン、釣具店(釣具のレンタルもあり)、ごみ箱や、流し場(釣った魚を絞めるところ)も完備されており、釣り人にとって至れり尽くせりです。

 

先日、ここに1時間ほど釣りに行って釣れたのがこちら、

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Kingfish (White Croaker、和名:イシモチ)

ここではKingfishと呼ばれているイシモチでした。

日本から持ってきたチョイ投げ仕掛け(5号天秤とキス鈎9号)とマルキューパワーイソメで釣れました。底は砂地なので、イソメ系で正解だったかもしれません。

地元の人はイカの切り身をエサにして釣りをしていました。

 

 

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ(細) 赤イソメ

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ(細) 赤イソメ

 
ハヤブサ(Hayabusa) ライトショット 立つ天秤 スマッシュ 5-1

ハヤブサ(Hayabusa) ライトショット 立つ天秤 スマッシュ 5-1

 

 

このエリアにいる魚の案内板もあって、釣れた魚が何なのか確認することができます。

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魚種案内板

根魚、フラットフィッシュからキングサーモンまで、いろいろな魚がいるようです。

 

サンタクルーズの気温は冬でも日中は15℃程度まであがります、素手で釣りをしていても全然大丈夫でした。カリフォルニアの気候は本当に素晴らしいです!

今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」

今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉

 

私自身、昨日、初めての記事を書いたばかりのブログ初心者です。ですので、私がブログを始めようと思った理由を書きたいと思います。

 

私の場合、"頭ではしっかり考えている"と思っていることでも、文章にして書いてみようとすると、曖昧だったり、考えが浅かったりするところを発見することができます。誰かに見せて、何かを伝えるために書くということを意識すると、文章も分かりやすくなるよう努めるので、作文能力も鍛えることができます。

また、コメントをもらうことで(私はまだコメントを頂いたことがありませんが、、、)、自分の言動に対してフィードバックがもらえるので、考えが広がったり、深まったりするかもしれません。

 

というわけで、私の場合は、趣味の釣りについて、自分が楽しめる範疇で、もっと思考を深めていけたらいいな、と思ってブログをはじめました。

 

 

 

本当にコスパが最強なリールとは?検証

釣り道具においても"コスパ最強!"という言葉をよく目にします。

とても魅力的な言葉なので、私もよく釣られてしまいます。

スピニングリールで言えば、シマノだとアルテグラ、ナスキーあたりが、

ダイワだとフリームス、レガリス、レブロスなんかが、コスパ最強と言われていますよね。

コスパ、すなわちコストパフォーマンスとは値段あたりの性能だと思いますが、

主観的にではなく客観的にコスパを検証した例は少ないように思われます。

 

今回は気になるコスパを、シマノの汎用スピニングリールについて検証してみました。

同じメーカーの同じカテゴリーのものなら性能を比べ安いので。

 

少し古くて2017年のものになりますが、シマノのウェブサイトに"汎用スピニングリール仕様一覧"なるものがありましたので、こちらを利用させていただきます。

http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/pdf/spec_hanyou_reel_2017.pdf

 

ボールベアリングの数、リールに搭載されている技術(マイクロモジュールギア、コアプロテクトなど)、各パーツの材質などが一覧としてまとめられています。

今回の検証では、この一覧の仕様をざっくりとですが数値化(数値が大きいほど高性能)しました(番手は2000Sを選択、2000Sがないモデルは2000を使用)。

例えば、

・ボールベアリングの数はそのままの数値を使用

・マイクロモジュールギア、X-SHIPなどは搭載していれば1、していなければ0

・各パーツの材質は、Mgなら2、CI4+なら1、樹脂なら0

といった具合です。

各項目を横並びに数値化するのは困難です(人によって各項目のありがたみが異なると思われます)が、ここではざっくりと。

各項目の数値の合計が、そのリールの性能を表していると仮定します。

Amazonでの実売価格(2000Sを選択、2000Sがないモデルは2000を使用)と、この性能指数をグラフ化すると、以下のようになりました。

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価格と性能の相関

アルテグラ以上のモデルについて言えば、性能指数と実売価格はきれいに比例しています。かなりざっくりと決めた評価基準の割にはきれいな結果が出て驚きました。

この結果を信じれば、ステラやヴァンキッシュなどのハイエンドモデルに至るまで値段なりに性能が上がっていると言えますね。

一方、低価格帯のモデルを見ると、値段に対する性能の上がり方が急になっています(上のグラフでは傾きが緩い)。すなわち、ちょっと予算を増やせば、性能がぐっと上がると言えます。この傾向は、ナスキー、アルテグラあたりまで続きます。

コスパ最強なリールもこの変曲点辺りになりそうです。

コスパ指数を性能指数/実売価格(万円)と定義してグラフにすると以下のようになりました。

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シマノ汎用スピニングリールのコスパ一覧

というわけで、シマノ汎用スピニングリールのコスパ最強モデルはナスキーとなりました!

シマノ リール 16 ナスキー C2000S
 

ついで、アルテグラセドナとなります。評判通りの結果ですね。今回は世間での評判を裏付ける結果となりました。

シマノ リール 17 セドナ C2000HGS
 

検証はしていませんが、ダイワだと、レガリス、フリームスあたりの価格帯となりますので、コスパの良いモデルもこの辺りのモデルになるかと思われます。

ダイワ(DAIWA) リール レガリス LT2000S-XH

ダイワ(DAIWA) リール レガリス LT2000S-XH

 
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 2000 フリームス(2018) LT2000S-XH
 

 この価格帯のリールは海外でも人気があり、ナスキーなどは北米の釣具店でも手に取りやすい場所に置かれています。グローバル戦略的にも重要なこのレンジのモデルのラインナップには各メーカー力が入っている分、コスパも高いと考えられます。

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