日本とアメリカの市販釣具の違い
このブラックマックス、北米で購入したものですが、
日本の物と仕様が僅かに異なっているようです。
リールの総重量は北米版は207gですが、日本版は202g。
最大ドラグ力が北米版は8.1kgに対し、日本版は6kg。
北米版のほうが5g重い分、ドラグが2kgほど強化されているようです。
この辺は、パワーフィッシングを好むアメリカの市場に合わせているのでしょう。
ABU GARCIA(アブ・ガルシア) ブラックマックス3 BMAX3 右ハンドル … [並行輸入品]
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実際、フィネスな釣りは流行っていないようで
日本ではお馴染みのシマノ、ダイワ、アブガルシアのベイトリールのラインナップを見ても、ベイトフィネス用のモデルは1つもありません。
さらに顕著なのがスピニングリールのラインナップ。
日本では主流の浅溝モデルが全くありません。
こっちの人は細い糸を巻かないからでしょうか(実際、4ポンド以上のラインしか置いてない店もあります)。
むしろダイワだとDがつく深溝モデル(2500Dなど)が主流です。
日本とアメリカで市場投入の時期も異なります。
例えばダイワだと、LTコンセプトのリールも1年ほど早く市場投入されています。
日本では未発売のレブロスLTもアメリカでは去年から売っています
(だけど深溝しかないんだよな、、、浅溝だったら買うのに、、、)。
価格もアメリカのほうが安めに設定されているようです。
ブラックマックスは、Walmart(アメリカ最大のスーパーマーケットチェーン)で$39.99で購入しました。
日本の相場(5500~6000円)よりも割安です。
モデルラインナップも低価格帯のものが充実しています。
メーカーがプロに求める役割も異なるようです。
例えばバス釣りだと、日本はプロがロッド、リール合わせて10万円越えのハイエンドモデルを使って大々的に宣伝するわけですが、アメリカのバスプロが使用するタックルはロッド、リール合わせて2から4万円ぐらいのものが多いです。
ハイエンドモデルの性能をアピールする日本、皆が使うタックルで釣ってみせるアメリカ、という感じです。
日本では売ってないモデルや扱いが異なるモデルもあります。
日本では高級なイメージが定着しているダイワのトラウトブランドPressoですが、
アメリカだと1万円もしないロッドにPressoの名がついていたり、、、。
以上のように、色々違いがみられるアメリカでの釣り具のラインナップ。
釣り好きな方、旅行や出張で訪れた際には、お店を覗いてみると絶対に楽しいと思います。Bass Pro Shopsがチェーン店のなかではダントツに品ぞろえも良くおすすめです。
しかし、エリアによってはアクセスが難しい場合もあります。廉価モデルしかありませんが、Dick's Sporting Goodsなどのスポーツ用品店や、Walmartなどのスーパーマーケットでも釣具が売っているので近くにあれば行ってみることをお勧めします!
また、海外に行かなくても釣り具メーカーの海外版のサイトや、Amazon.comなどの海外版の通販サイトを覘くだけでも楽しいですよ!